獅子裁乱れ歌第14話「雷が鳴る日」
ドンッ!
雷が落ちた。
聞こえた音からするとそれもとても近くで。
おかげでしばらく耳が使えないだろう。真美にいたっては気絶している。
真美は異常に聴覚が良いからそのせいだろう。
まぁ真美だからショック死はしないだろうけど。
「こりゃ、誰かに落ちたかな」
なんて、思ってもないことをボソッと言ってみる。
辺りには避雷針がかなりあるから生物に落ちることなどありえないことなのだ。
だがなぜか
「捨てきれないんだよね、可能性として。それとあっちには行っちゃいけないっていうか、面倒臭い臭がプンプンするというか」
よし、遠回りするか。
真美を抱えて傘を差しなおす。おかげで両手全てふさがれた状態だ。
まぁ、雷が鳴る日はいつものことなんだけど。
プスプス。
人の焼けた匂いが辺りの空気と同化する。
しかし、この町の空気の洗浄率がよほど高いのか発生地からわずか1m程度で匂いはなくなる。
ビクッビクッ。
神経が痙攣を起こしている。体がリズミカルに跳ねる。
まるで海からあがった魚のようだ。
「だ、だれの、こう、げきっだこっのわたっしにこのよっなだめっじをあたえるとっは」
雷が直撃した変態はその日1日突っ伏したままだった。
あとがき
久々の更新。まぁ、もう何も言わないけど。ここ一ヶ月色々あったからなぁ(しみじみ)
目標が分からなくなったとか、何とか(遠い目で)
まぁ、落ち着いたわけじゃないけどw
さぁ、気を取り直して今回の話を振り返ってみますか。その前に今回のゲストを紹介したいと思いまーす。
獅子裁町の馬鹿男、変態さんです。(パチパチ)
お前まで変態呼ばわりするのか!?(変態)
えっだって公式でそう決まってんだもん(資料見ながら)
お前までそう言ったら終わりだよ!てか、→まで変態にすんなよ!(変態)
いやほら、そのほうが分かりやすいじゃん(自慢気)
何に対して自慢してんの!?(変態)
まぁ、ほらそんなどうでもいいことは放っておいてさっさと行くよ!(プンプン)
いや、プンプンとか古いしきめえよ。(変態)
なんだと、プンプンを馬鹿にするな(プンプン)
なんだこいつ、付き合いづれぇ。さっさとやるんだろ?ならさっさとやって帰してくれ(変態)
えっ、これからじゃないか。(にんまり)
勘弁してくれ、ただでさえキャラ壊されてんだから(変態)
まぁ、冗談はここまでにしてさっさとしようか。尺ないし。君を呼んだのは作中で雷に打たれたとき何を言ったのか。それを聞くためだよ。で、なんて言ったんだい?(真面目)
そんなこと、読めるやつだけで構わんだろ?(変態)
えー、そんなこと言っていいのかい?もし読者様に変態が何言ってるのか分からんなんて質問された時、俺が真面目に答えると思っているのかい?ああ、この時はねピーしてピーしてやるって言うかもしれないんだよ。記憶力ないから俺(ふんぞり返って)
分かった、言えばいいんだろ、言えば。ったく、どんな公開プレイだ。
「誰の攻撃だ。この私にこのようなダメージを与えるとは」(変態)
はい、ありがとうございました。さて、予告でも行きましょうかね。(満足気)
次回予告
「ふははは、パワーアップした俺の力を見よ!」
雷の力を得た変態は再び香奈の前に立つ。
「なに、この力。ありえない」
「智子、大丈夫だ問題ない」
「えっ誰、智子って」
「じゃーん、私が智子よ。香奈、貴女を救いに来たわ」
現れたのは変なコスチュームを身にまとった女性。
香奈だけが置いてけぼりをくらう。
「私、主役なのに・・・」
次回、獅子裁乱れ歌第15話「友の友は友?」
乞うご期待!
「本当にあんたは懲りないわね、そんなことありえるわけないじゃない」
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