第8話「ドラマが主役…?」
いつも通りの放課後。私は真美といつも通り他愛のない会話をしていた。
「今日のドラマは絶対見るべきだよ。てか見なきゃ損だよ」
「そんなに面白いドラマなの?」
真美は興味がないのか小首をかしげながら聞いてきた。
「私にこのドラマのこと語らせたら長くなるわよ?それこそ今日が終わるぐらいまでは」
脅してみた。
「ええ〜。手短にお願い、話が長くなると私寝ちゃうし」
そんな体質真美にあったか?
などと思いつつ、
「分かった。じゃああらすじだけ」
それはそれは悲しい恋のお話。
ある日少女は少年に恋をした。初心な二人は健全な交際を始めた。
それは人から見たらじれったくもあり、羨ましくもあった。
しかしそんな幸せな生活は長くは続かなかった。
少年は実は酷い喘息持ちで、一定の期間になると病院に入院しなければならなかった。
さらに少年にはもう一つ秘密があった。それは入院すると記憶を失うというものだった。
真実を知った少女は呆然と立ち尽くした。 手に持った花瓶は地に落ちて。
「ここまでが前回までのあらすじだよ。どう、面白いでしょ?」
「うん、じゃあ」
「フフフハハハハハハハハ。見つけたぞ小娘!」
真美の言葉をかき切るように大きな笑い声が響いた。
その声はあろうことか、こっちに向かってくる車の上から聞こえた。
男はなんと、車の上にしがみついていたのだ。
男もとい変態は私を見るとすぐに立ち上がった。車の上に。
「今日こそ」
変態が喋ろうとした瞬間、車が急激に速度を上げた!
変態の言葉はそこで途切れ、車の上から勢いよく放り出された。
「ブラッシャアアアアアアアアアイ!!」
奇妙な声を上げ、受身も取れぬまま頭から落ちた。
「う、うわぁ」
見るも無残な姿になった変態を見て、私は早くこの場を去ろうと決意した。
あとがき
皆さんどうも、ピヨーリです。
進行速度が全く短くなりません(泣)まだまだ獅子裁、話数が一桁w
こんなに短いのにそんだけとかありえねー。最近頭が回転してないピヨーリでした。
はい、まだ終わりませんwではまず裏話からはじめましょうか。
ドラマ、元ネタも糞もありません。適当に作り上げた話です。したがって当然ドラマの終わりなんて考えてませんw
この先バッドになるのかバッドになるのかそれとも意表をついてバッドになるのか全然全く。
今回の変態の登場シーン。ダサいですね。非常にダサいですね。誰がなんと言おうとダサいです。
因みに立ったポーズは腕を組んで直立不動で、背景に”ドーン”が書かれる感じです。
格好つけた矢先に全てを台無しにする奇妙な叫び声。流石変態だね☆
さーて次回の獅子裁は?
「ふん、ようやく悟ったようだな。俺様に従うしか方法がないことを」
次回はなんと変態が主役?!
「貴様ら下賤の者どもに俺様の高貴な名前を教えてやる。俺様の名は」
ついに変態の名前が明らかになる?彼の知られざる苦労話。
そして彼の必殺技「花束渡し」この効力が次回彼の口から直接語られる!
獅子裁第9話「視線の先に写るのは…父ちゃん!?」
君は謎の言葉の秘密を知ることになる。
はい、嘘です。
次回のシナリオ全く考えてないわけだしw では最後にこの小説の感想はTOPにあるweb拍手、もしくはメールにお願いします。
ドラマのことでもいいですしwなんでもいいです。
では次回 ばうばう。
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